こんにちは。
今回も地盤改良のお話の続きです。一般的な地盤改良の工法と、モデルハウスを実際どの方法で地盤改良したかご報告します。
地盤改良の種類
一般的な新築住宅での地盤改良の工法は大体これらになります。
・柱状改良工法・・・2m~8mくらいの深さに軟弱な層がある場合に使われる工法です。地盤に円柱状の穴を掘り、その中にセメントの材料を入れて混ぜ合わせて、地中にコンクリートの柱(改良杭)を作ります。
・小口径鋼管杭工法・・・2m~30m以上の深い場所に硬い地盤がある場合に使われる工法です。金属製の杭(鋼管杭)を回転させながら地面に打ち込みます。建物や地盤の状況によって、杭の長さや太さが変わります。
その他、浅いところに硬い地盤があるときは表層改良工法、柱状改良工法より強いFSP工法など、地盤改良もいろいろでお値段も違います。
お隣は安価な表層改良工法だったけど、調査の結果うちは柱状改良工法が必要、なんてケースも存在しますので多少のゆとりをもって予算組みしなくてはなりません。
モデルハウスの地盤改良
モデルハウスは「柱状改良工法」で地盤改良しました。工期は大体2~3日で、こんな感じで地面に穴を開けるための油圧ショベルやセメントのもとを運んでくる重機などが入ります。
流れとしては
・「セメントミルクプラント」を重機で搬入
・穴を開ける位置に印をつける
・油圧ショベルで地面に穴を開けつつ、同時にセメントを入れて混ぜる
これを繰り返して必要な本数のコンクリート柱を地中に作ります。コンクリートが固まったら完了です。そうそう、重機の他にも、作業する人たち用の仮設トイレも設置されます。
工事が始まると騒音や車の出入りがありますので、周囲にご挨拶が大切です。工事場所によっては道路の使用許可が必要になる場合もあります。
普段は地面の下なんて意識しませんが、家を建てようと思うと急に地面のことが気になってきますよね。
では、また。