新潟の新築・注文住宅|ゆい工房

基礎工事を行いました

こんにちは。

地盤改良も無事終わり、基礎工事を行いました。建築中のモデルハウスは「耐震等級3」の設計ですので、基礎もそれに見合うものになっています。

基礎の種類

ご存知かもしれませんが、現在一般的に住宅に使われている基礎はだいたいこのようなものです。

ベタ基礎の簡易イラスト

・ベタ基礎

建物の底面全体をコンクリートで覆います。建物を「面」で支えるので、地盤に対して安定しています。耐震、防湿、防蟻性に優れているので、最近の新築では最もメジャーな基礎です。

モデルハウスの基礎はこのベタ基礎を採用しています。

 

・布基礎

建物の主要な柱や壁の下にコンクリートを配置し、点で支えます。寒冷地では、地面の凍結によって基礎が持ち上がるのを防ぐために、基礎を深く埋める必要がありますが、布基礎はそれに対応しやすく、コストも抑えられます。

古い建物や、マンションのような大規模な建物には「独立基礎」が使われるなど、基礎にも色々あります。

葛塚モデルハウスの基礎

モデルハウスはベタ基礎ですが、耐震等級3にするためには同じベタ基礎でも違いがあります。

鉄筋の太さや量

写真を見ると、一般的なコンクリートよりも鉄筋が太くて密なのがわかりますね。耐震等級3にするためには、鉄筋を太くしたり、間隔を狭くしたりすることで、基礎の強度と剛性を高める必要があります。

ホールダウン金物

基礎と建物本体のつながりを強くするために、通常のアンカーボルトに加え、ホールダウン金物などを追加で配置します。地震で横方向に力がかかると、柱が土台から浮いたり抜けたりする恐れがあるので、それを防ぐためです。

基礎工事の流れ

地盤改良のあとの段階である、基礎工事。基礎工事はこんな感じの流れで行われます。

  1. 地縄張り
  2. 根切り
  3. 転圧
  4. 防湿シート
  5. 捨てコン打設
  6. 枠型組み
  7. 鉄筋の設置
  8. コンクリート打設
  9. 養生
  10. 枠型を外して仕上げ

工程がいろいろありますよね。そしてコンンクリートが固まって設計強度に達するまで28日かかりますので、少しおいておく必要があるんです。おいておくと言ってもただ放置するわけではなく、コンクリートの急激な乾燥でヒビが入ることを防ぐために、シートで覆ったり水をかけたりという管理を行います。

家の「基礎」、職人さんが何人も関わって、何日も丁寧に作業してくださいます。

耐震等級とは

建築基準法で定められた耐震性能は「耐震等級1(震度6強から7程度で倒壊・崩壊しない)」です。「耐震等級3」は「その1.5倍の地震に耐えられる」と定義されています。例えば消防署や警察署が耐震等級3の基準で建てられています。

地震なんかないのが一番ですが、大切な家族の家ですからやはり安心して住みたいですよね。

長くなってきましたので、この辺にします。ではまた。