こんにちは。お盆を過ぎても毎日暑い日が続きますね。現場でも暑さとの戦い。休憩と水分を取りつつ着実に進めていきます。
さて、モデルハウスの方は無事上棟してホッとしましたが、壁も何もない状態ですので雨を防ぐための屋根と壁を最優先で作っていきます。
屋根下地張り

前回のブログで野地板を張ってルーフィング(防水シート)を敷いたところまで書きましたが、ここまでしてあれば一旦大丈夫。屋根はこのルーフィングシートが二次防水・・・最終防衛ラインになります。

下地の検査が終わったら、屋根材(瓦やガルバリウム鋼板)を葺きます。モデルハウスの屋根は、軽量なガルバリウム屋根を採用しています。
耐震等級3の耐震性を担保するためには、屋根を支える耐力壁の量を通常より増やす必要がありますが、屋根が軽量だとそれが少なくて済むんです。耐震性とコストパフォーマンスに優れた屋根材です。
外壁下地張り
壁となる面には最初にボードを打ち付けて、それから屋外側に透湿防水シートを張ります。このシートも屋根のルーフィングシートと同じで雨水の最終防衛ラインになります。


「防水」だけでなく「透湿」とついているのは、雨水は通さないけど湿気は逃がすことで、壁内が蒸れたり結露したりするのを防ぐためです。
耐力面材
家の外側では雨が入らないようにする工事を進めつつ、家の内側では「耐力面材」が設計図通りに施工されているかを確認する検査があります。

耐力面材とは「タイガーボード」のような、柱と柱の間にいれる面材で、地震の横揺れに対応します。耐震性というと「筋交い」も有効ですが、点で支える筋交いに比べて、面で支える耐力面材はより揺れを分散させることができ、耐震性に優れています。また、断熱や気密にも優れるメリットがあります。

屋根と壁ができたらもう水が入ってくることはないので安心です。
何度か「検査」という言葉が出てきましたが、工事と並行して検査が何度も行われています。大事なことなので、それについてはまた別の日に詳しく書かせていただきますね。